新婚生活で驚いたこと②
新婚生活で驚いたこと、その②、
それは、
田んぼが見当たらないこと。
私の故郷は雪国である。
というのは前述の通りだが、それと同時に米どころである。
なので、全県下に田んぼがある。というか、
外の景色と言えば田んぼ、というのが当たり前だった。
でも、それが当たり前ではないことを、ここに来て知った。
畑はあっても、田んぼがない。
田んぼがあると思っても、米ではなくて小麦だったりする。
それがすごくカルチャーショックだった。
でも同時に、この光景が真新しくて、おもしろくも感じる。
こちらは 米文化 < 小麦文化 なのだ。
ちなみに義ママは、子供の頃、毎日の夕食がおうどんだったらしい。
小麦文化の象徴的な話だと思った。
なので夫が、夕食におうどんがない日が続いて不満気になるのも頷ける。
私は、主食といえばご飯が牛耳る県で(なんかすごい表現)この年まで育ったので、
小麦文化に慣れるのに時間がかかった(今も慣れてはいないんだと思うが)。
でも、スーパーに地元産の生うどんが数多く並んでいて、
誇らしげにすら見えるこの光景を見ると、
単純におもしろいし素敵なところだと感じる。
故郷の文化と違ったところで生活するのは、楽しい。
実家から遠く離れた寂しい気持ちは変わらずにあるけど、自分は幸せだと思う。
そんな新婚生活を送っていた。