その①「ママ、さよなら。ありがとう」
著者は、池川クリニック院長の、池川 明先生です。
私は、流産に関する色々な方のぶろぐを読むうちに、
自分の流産にきちんと向き合って、
受け止めて、
うんと悲しむことができました。
次第に、
「流産 乗り越える方法」等のキーワードで
検索をする自分に気づきました。
そしていきついたのが、この本です。
この本を読んで、
自分の経験した流産は、何か意味があるような気がしてきました。
うーん。
本当は、意味なんてないのかもしれません。
・生物学的に、染色体の構造や遺伝子異常があったから、育たなかっただけ
・よくある自然淘汰、確率論の話
そうなのかもしれません。
でも、でも。。。
「きっと何か意味があったんじゃないのかな」
そう思うことで、考えることで、
自分の気持ちをちょっとでも前向きにできたら、私は嬉しい。
だって、もう十分悲しんだから。
この本には、
お腹の赤ちゃんや亡くなった赤ちゃんと
直感的にコミュニケーションをとれる方(=胎話士さん)が出てきます。
他にも、胎内記憶のお話や、
上の子が妊娠や流産に気づいて教えてくれるお話など、
スピリチュアルな話が多いです。
私は、小さい頃霊感が強かったり色々あったので、
(だからって訳ではないですが)
このような系統のお話は、とても身近に受け入れられました。
色々な方の流産の経験と、その赤ちゃんが残したメッセージ。
読んでいくうちに、
私のところに来てくれた赤ちゃんたちは、
どんな気持ちだったんだろう・・・
私のお腹を、2人で選んでくれたのかな、
とか色んな考えが巡ります。
この時間は悲しくなかったです。
切ないですが。
私は、赤ちゃんたちに、
「私を選んでくれて、ありがとう」
って言いたくなりました。
自分はもしかしたら不妊なのかな?病院行った方がいいかな?
一緒に住んで1年、このように迷いやもやもやが募ってきた時に
妊娠に気づきました。
「大丈夫だよ。そのうち妊娠できるんだから。」
「それを証明するために、お腹に来てみたよ。」
そんなことを思って、来てくれたのかなぁ、なんて思って
優しい気持ちになれた自分がいました。