今週のお題「おとうさん」
今週のお題「おとうさん」
私の父親について、書こうと思う。
私の父親は、今年で60歳。
還暦だ。
物心つくころから、
お父さんは”いつも笑わせてくれる”人だった。
小さい頃、友達に言われた衝撃の言葉がある。
「なんでまるこのお父さんは、
あんなにおもしろいの?」と。
私は思った。
え?お父さんってああいう人のことじゃないの?
皆のお父さんってどんなんなの?
私は小さいながらも気づいた。
「うちのお父さんは、世の中のお父さんとはどうも違うらしい、変わっている」と。
そういえば、
友達が、私の父の同級生の息子と結婚したのだが、
しばらくしてこう言われた。
友達の義両親曰く、
「高校の時、まるこのお父さんがめちゃめちゃおもしろくて、
高校生活がとっても楽しかった。」と。
そういえば、
私が夫と付き合いだした時、
私の実家に真剣交際のご挨拶に来てくれたんだけど、
当時夫にこう言われた。
「なんか、すごいね。漫談聞きに来たみたい。」
こうして、数々のエピソードを残しながら、
父親は着実に年を重ねている。
小さい頃、お父さんにおんぶされると背中がとても大きくて、
手を重ねると手がとても大きくて、力持ちで、
物知りで、言わずもがなおもしろかった。
今は、顔が皴っぽくなってきて、
背中や立ち姿がなんとなく初老になってきて、
頭の回転は私の方が良いのでは?と思う場面が増えてきた。
実家に帰ればご馳走してくれるし、
色々よくしてくれるのでつい甘えてしまう時もあるが、
これから、ちゃんと、
親孝行しないといけないなぁと思う。
そんな父の日でした。